やったぜ!中村宗達!!FACE THE NEXT 5.12新宿FACE トペ・スイシーダで戦線を引き裂く——首の怪我から復帰、ガンプロの旗手が「5年後はかなり先に進んでいる」と宣言した夜
やったぜ!中村宗達!!FACE THE NEXT 5.12新宿FACE トペ・スイシーダで戦線を引き裂く——首の怪我から復帰、ガンプロの旗手が「5年後はかなり先に進んでいる」と宣言した夜
やったぜ!中村宗達!!FACE THE NEXT 5.12新宿FACE トペ・スイシーダで戦線を引き裂く——首の怪我から復帰、ガンプロの旗手が「5年後はかなり先に進んでいる」と宣言した夜
中村宗達という男が、なぜこんなにも目を引くのか。
5月12日(火)、東京・新宿FACE。日本プロレスリング連盟主催「FACE THE NEXT」のメインイベント・6人タッグマッチ。リングの真ん中で永井大貴と火花を散らしていたのはDDT UNIVERSAL王者・須見和馬だったかもしれない。決定打を放ったのはDRAGONGATEの田中良弥だったかもしれない。だが、客席の目線が最も集中していたのは——間違いなく中村宗達だった。
ガンバレ☆プロレスの旗手にして、自称「インディージャンキー」。首の怪我で長期欠場していた男が、満員札止め460人の新宿FACEで放った一本のトペ・スイシーダ。あの一撃に、この若手交流戦の本当の主題が凝縮されていた。
「全て掻っ攫ってひっくり返すよ」——前日のXから漂う殺気
中村は試合前日、自身のXにこう投稿していた。
> 明日は #FACETHENEXT
> 武者震いするくらい豪華なカード
>
> 僕はインディージャンキーを名乗ってるからにはメジャー選手に負ける訳にはいかない
> 全て掻っ攫ってひっくり返すよ
>
> 敵にも味方にも負けない
> この美味しいシチュエーションで最後に勝ち名乗りを受けるのはこの中村宗達だ
DDTのUNIVERSAL王者・須見和馬と、DRAGONGATEのBRAVE GATE王者・田中良弥という両ベルトホルダーと組み、敵方には新日本のヤングライオン永井大貴、NOAHの巨漢小田嶋大樹、そして謎の刺客イルシオン。8団体の若手・中堅が交錯するこの興行で、ベルトを持たない自分こそが主役を奪うと、中村は宣言した。
メイン6人タッグ:田中良弥組 vs 永井大貴組
迎えたメインイベント。田中良弥、中村宗達、須見和馬組 vs 永井大貴、小田嶋大樹、イルシオン組による6人タッグ戦。
中村のターゲットは最初から決まっていた。新日本のヤングライオン・永井大貴である。リング上での絡みは少なかったが、中村は永井組の連携が崩れる瞬間を待ち続けていた。
そして試合終盤、その瞬間がやってきた。
イルシオンが田中にローブローを仕掛け、これをたしなめた味方の永井にまでローブローを放つという味方割れ。永井組の連携が完全に瓦解したその刹那、中村と須見和馬がリング外へと飛び出した永井と小田嶋に向かってダブルでトペ・スイシーダを発射。新宿FACEの場内が大きく揺れた。
ここで完全に分断された敵チームに対し、田中良弥がイルシオンを捕獲。クロスセイバーからスターダストプレス・ジョーカーストライザーで片エビ固め、12分26秒。決着。
決めたのは田中、UNIVERSAL王者として存在感を放ったのは須見。だが、敵を分断した中村のトペが無ければあの絵は完成しなかった。これがガンプロの旗手の仕事である。
マイクパフォーマンス:「5年後はかなり先に進んでいるんで」
試合後、勝者・田中良弥のマイクから始まり、続いて須見、そして中村へとマイクがリレーされた。中村はリングの真ん中で、こう叫んだ。
> 僕は声援の量、少なくて、知名度とか実績とか。まだベルト巻いてないですし、(手で輪っかを作り)こっちのほうもかなり負けてるかもしれないですけど、5年後はかなり先に進んでいるんで! これからも切磋琢磨していきましょう!
ベルトもない。声援の量もまだ足りない。"こっちのほう"——おそらく財布のあたりを指したであろう仕草——も、王者勢にはまだ及ばない。それを自虐で認めたうえで、「5年後」という時間軸で勝負を仕掛ける。これは敗北の弁ではなく、宣戦布告である。
バックステージでの完結宣言:「俺から目を離すなよ」
リング上のマイクとは別に、中村は試合後のコメントスペースでこう語っている。
> えー、このカードが決まった時、僕は首の怪我で欠場してて。まあ正直、この大会に間に合うか不安だったんですけど、見ての通り、メインで勝利を収めてくれて、バッチリ大会を締めれるくらい回復して、今日は最高の戦いができました。
>
> まあ見ての通り、僕の腰にはベルトがないんですけど、まあ第2回、第3回、第100回があるなら、またこのユニバーサルのベルト、ブレイブゲートのベルト、懸けて戦ってもいいですし。
>
> それまでに、僕は必ずベルトを巻いて、またこの若手興行に戻ってきたいと思います。
>
> それまで、俺から目を離すなよ。ありがとうございました。
首の怪我から復帰してきた男の、確信に満ちた言葉だった。今日、味方として組んだ須見のUNIVERSAL、田中のBRAVE GATE——次は奪いに来る側として、この新宿FACEのリングに戻ってくる。それが中村宗達の宣言である。
Xに溢れた中村宗達の感慨
試合後、中村のXは止まらなかった。
メイン後の集合写真とともに——
> すげぇ若手が沢山いる興行のメインで勝つことができたぞ!!
> 5年後10年後のプロレス界は僕たちが引っ張って行くぜ
> 俺らがいるプロレス界は明るすぎるよ
紙テープが舞うリング上の写真には、観客への感謝を綴った。
> 紙テープも沢山作ってくれて飛ばしてくれてありがとうございます!
> めっちゃ綺麗な写真沢山あって嬉しいな!!
> 沢山の愛受け取りました!!
そして、第1試合に出場した松本達哉との2ショット写真にはこんなコメントを添えた。
> 達哉先輩にも逢えたよ!!
> 高校時代一緒にレスリングしてた先輩!
> こんなにも早く同じ興行で会えて嬉しかったな!!
> 次は戦いましょうね!
松本達哉(新日本)と中村は、高校時代に一緒にレスリングをやっていた古い間柄。今回のFACE THE NEXTで、別カードながら同じ興行のリングに立てたことが、メインを勝利で締めた以上にこみ上げるものがあったらしい。
「次は戦いましょうね!」——この一言に、若手交流戦の本質が詰まっている。今日は別カードだったが、いつかこのリングで殴り合おう。FACE THE NEXTという興行が成立する理由は、まさにここにある。
全試合結果
*取材・X投稿ベース:2026年5月*