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【ガンプロ】3年前の答え合わせ——渡瀬瑞基、後楽園メイン22分死闘の末に石井慧介を撃破!SOG王座V2

【ガンプロ】3年前の答え合わせ——渡瀬瑞基、後楽園メイン22分死闘の末に石井慧介を撃破!SOG王座V2

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ガンバレ☆プロレスニュース
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ガンバレ☆プロレス『旗揚げ13周年記念大会〜マッド・マックス2026』、4月29日後楽園のメインイベント。スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王者・渡瀬瑞基が、挑戦者・石井慧介を相手にベルトを守った。22分7秒、垂直落下式ブレーンバスターで決着。

「引退がまた延びたな」——勝者の最後の一言

死闘の末、渡瀬は試合後の挨拶も務められないほど消耗してリングを後にした。バックステージでようやく発した言葉に、この夜の渡瀬瑞基という選手の輪郭が表れている。

「音楽でも旅行でもなくプロレスでしか得られない養分が、ガンプロでしか得られない養分が存在して、今日俺はあんたたちのためじゃない、おまえらのためにじゃない、おまえのために試合したんだよ。俺がガンプロをでっかくするよ。3年前はみんな一緒に一歩ずつでかくなるって言ったけど。今回は違う。覚悟が固まった。俺が全国、全世界かき回して、俺がガンプロを引っ張ってやる。最後に一つ、石井慧介、大好きです。引退がまた延びたな」

「引退がまた延びたな」——ベテランの石井に向けた、勝者ならではの言葉。引退を考えていたかもしれない男に、もう一回戦う理由を作ってしまった、という意味でもある。残酷で、優しい一言だ。

試合のヤマ場:エプロンの上で空気が変わった

22分のなかで、流れが大きく動いた瞬間が二度ある。

一度目は、エプロン上で石井が放った断崖式高角度ダブルアームDDT。挑戦者が王者をリング外に叩きつけにかかった、一撃必殺の角度。これを返した渡瀬の根性も含めて、会場が完全に石井ペースに飲まれた数分間だった。

二度目が、その流れを引き戻した渡瀬の選択。腕に巻いていたヒジサポーターを外したのだ。"封印解除"のジェスチャーに歓声が爆発。むき出しになったヒジから繰り出されたベアエルボー、そして垂直落下式ブレーンバスター。

王者は、ピンチで脱ぐ男だった。

後楽園メイン、石井慧介の現在地

石井のキャリアにおいて、今夜は8度目の後楽園メイン挑戦だった。そして8敗目だった。

「ダメでしたね。後楽園メインに縁がないプロレス人生が憎いなって。応援してくれてる人たちのために、後楽園メインで勝つこだわりは取っておきたいですね。負けたけど、試合しながら自信が上がっていったんで。また渡瀬とやることがあったら、真っ向から勝負行くし、まだまだ若手の壁とか、ガンプロにおける役目はあると思うんで、まだまだ頑張っていきます」

数字だけ見れば残酷な記録だが、石井のキャラクターは負ければ負けるほど立っていく。「後楽園メインに縁がない男」というのは、もはや一つの肩書きになりつつある。9度目の挑戦を、ファンは間違いなく見たがっている。